---------------Monthly Kleingarten Nougakujuku News---------------

=======2003.4.1 4月号=========

 

 

CONTENTS
畑の露地裏
■野菜自慢
■野のグルメ
■窯元探訪
■読者のコーナー
■農楽“通信講座”
■利用者(ガルテナ―)へのお知らせ
■イベント情報

 

■畑の露地裏
畑の露地裏D              

〜慣れと上達、そして怖さ〜

 不思議なもので、春の声を聞くと急に暖かく感じるものです。日が延びたせいで、鳥がさえずり蝶が飛びかいます。
 このところの、栽培講習会の内容について気になる意見があります。一つは、「毎回、同じようなことを語っている。」というもの。しかしこれはあたり前のことで、去年と今年の農作業に違いがあるわけではありません。また一方で、「専門的すぎる。」とも。
 前者の方は、コツを飲み込めた方には退屈で仕方がないと思います(2年前までは、神妙な顔をしてメモを取っていたのに)。しかし、クラインガルテンで私は、広い農業のごく一部の話をしているに過ぎないことをおわかりいただきたい。
 後者の方は、私なりに考えると、2つの結論があります。その一つは、上述のごとく退屈されないように、小出しに難しいことも話題にします。確かに専門的です。ただ、そこまで言い及ばないと、話が先に進まないことがあるのは事実であること、おわかりいただきたい。もう一つは、過去に話題として取上げているのだが、実力が伴わないために理解できていないということもあります。簡単に言えば、右の耳から左の耳へ素通りしていたのです。それが、状況を把握できるだけの経験と理論を身につけた今、私の述べることの奥の意味深いところまで考えが及ぶようになったわけです。それゆえ、不安を感じてしまう。しかしながらそれは、要するに上達したのです。結構なことなのです。
 よく言うのだが、「やる気があれば、1年間、現場を見ればおおよその作業は理解できる。でも、10年やっても自信はつかない」と。前者の件で思うのだが、慣れは禁物。油断大敵。今シーズンも、初心を忘れずチャレンジして下さい。結構、素直な新入生の畑の方が、優秀だったりする事もあったりします。本年の目標どおり、ゆとりある農作業に努めるはずが、やはり尻をたたいているようで申しわけありません。
 そろそろ、ダイコンやカブを播種されると思います。土の中で越冬した、キスジノミハムシが出ます。できれば防虫ネットを掛けて下さい。また、越冬成虫は土の中ですから、ネットを掛けたからといって安心しないで下さい。ネットした土の中から出てくれば、害虫の虫かご状態。過信せずにいて下さい。改めて油断は禁物です。 

[斎藤典保]

 

野菜自慢(訪問先 駒井延行さん/

 

 

ミツバ

 斎藤さんの苗を買って植えたのが昨年の6月頃だったから、収穫まで10か月くらいかな? そろそろ食べられそうですね。一昨年も植えたのですが、繁りすぎて、葉が大きくて硬かったので、今回は軟白部分が多くなるよう注意して管理しました。夏季は不織布で覆って直射日光をさえぎり、冬の間は土をたくさん盛った上に藁をかぶせました。藁はもう片付けましたが、今も不織布で覆って日光を調整しています。このところ、どんどん芽がでてきますよ。春いちばんのミツバは、何といっても香りがすばらしい。ミツバのおひたしにウニを載せて…。お酒のつきだしには、これがいちばん!(笑)


[訪問/有野真由美]

 

■野のグルメ

 

コンセプトは「菜園で採れた季節の野菜で、簡単料理」を基本に月ごとにメニューを提案していきます。
レシピはシンプルなので、料理を作る方の工夫次第で色々なアレンジが可能です。

焼きしいたけのお浸し・ゆず風味

材 料 生しいたけ 5〜6ケ
ゆずの皮

調味料 浸し汁 一番だし 1 1/2カップ
酒  1/5カップ
薄口しょうゆ 大さじ2
塩 少々

作り方 1) しいたけの軸を除き、軽く焦げ目がつくように網焼きする
2) あら熱を取り5ミリ幅に切る
3) 2)を浸し汁の中にみぞれ切りしたゆずと共に10分つけこむ
4) しいたけを器にもり、あられ切りしたゆずをふる

アレンジ 酒蒸しした鳥のささ身とあえるとボリュームが出る


[駒井延行]

・・・あとは試食。さあいただきまあーす・・・

 とても上品な一品ですね。塩分控えめの和風だしがしみたシイタケを、ユズのさわやかな香りが引き立て、酒肴にぴったり。渋めの器ともよく合ってステキです。・・・有野

 口に入れたとたん和風出汁のうまさが感じられ次にそれより濃厚なシイタケのうまみとユズの味が口に広がります。ほんの僅かな時間に二度の旨さが味わえました。・・・富田

●しいたけの南蛮みぞれ和え

材 料 生しいたけ 8〜10ケ
小ネギ 少々
大根 1/4本
調味料 片栗粉 適量
揚げ油 適量
だし汁 1/2カップ
薄口しょうゆ 大さじ2
酒 みりん 少々
酢 1/4カップ
赤唐辛子 1本
作り方 1) しいたけの軸を除き、片栗粉をつけ180℃に熱した油でカラッと揚げる
2) だし汁、薄口しょうゆ、赤唐辛子、酢をまぜあわせ南蛮液を作る
3) 1)が熱いうちに2)に20〜30分漬け込み器に盛ってから、
おろし大根をのせ小口切りしたネギをふる
アレンジ ながネギ、セロリ、ニンジンを加えると味に変化が出せる

[駒井延行]

・・・あとは試食。さあいただきまあーす・・・

 ふつうの天ぷらのように衣が厚くなく、シイタケ全体がしっとりして、味はあっさり。たっぷり添えられたダイコンおろしとアサツキの小口切りがよく合います。一口大のシイタケは、丸ごと揚げるのにちょうどいいですね。・・・有野

 シイタケの食感が素晴らしいですね。添えたとうがらしとダイコンおろしでシイタケと油のうまみだけを引き出しています。・・・富田
窯元探訪
次号(5月号)より、野のグルメに器を提供いただいた笠間焼きの作家をご紹介いたします。
乞うご期待。

読者のコーナー
準備中

農楽“通信講座”
準備中

■利用者(ガルテナ―)へのお知らせ
4月19日(土) 昼間 『入村式』(新規利用者対象)
          夕方6時頃から 『歓迎会』
 
3月27日(金)〜4月6日(日) 『栗原智子 押し花展』

[笠間クラインガルテン]

■イベント情報
今月は特にありません。


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■発行人:斎藤典保 、石井敬造■編集長:斎藤典保
■編集:有野真由美、駒井延行、富田正義
■通信員:
■発行:笠間クラインガルテン栽培クラブ
■協力:笠間市農政課

●記事に関するお問い合わせ: nougakujuku@michi-m.co.jp
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